サッカーボールが白黒のあのデザインになったのはテレビのせい

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サッカーボールというと白黒のデザインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

サッカーボールがあのデザインになったのはテレビ中継でも見やすいようにという理由なのです。まだカラーテレビがなく、白黒の映像でも見やすいボールとしてデザインされました。

白黒のデザインのサッカーボールができる前はサッカーボールは茶色が一般的でした。これはボールの材料として革を使っていたためです。革の色がそのままボールの色だったわけですね。

ところが白黒テレビでは茶色もグレー、そしてサッカーコートのピッチもグレーで見にくかったんですね。選手より小さく早く動くボールが見にくくては試合を追うのは大変。すぐにボールを見失ってしまいます。

そこで、白黒テレビでもっともコントラストがはっきりする白黒のデザインのボールが作られたのです。

白黒のデザインのサッカーボールは1968年のメキシコオリンピックから正式に採用され、長く使用されました。

なお、現在はカラーの高画質なテレビが普及し、様々なデザインのサッカーボールが使われるようになりました。