言葉の雑学 | 今日の雑学

言葉の雑学

スポンサーリンク
言葉の雑学

鉄道の不正乗車をキセル乗車というのはなぜか?実は無賃乗車のことではなかったキセルの由来

鉄道の不正乗車のことをキセル乗車なんていいますよね。運賃をごまかしたり、切符を買わずに自動改札を突破したりするセコい犯罪です。 キセルといえばタバコを吸うための喫煙具の一種ですね。今ではほとんど見かけることはありません。少し前は直接ではなくとも時代劇などでよく見ましたが、今は時代劇もテレビでほとんどやらなくなってしまいましたしね。 不正乗車を表すキセル乗車(煙管乗り)という言葉は大正時代にはすでに使用されていた記録があり、明治時代から大正時代にかけて使われ始めたと考えられます。 ...
言葉の雑学

「バイキング」と「ビュッフェ」はどう違う?バイキングは日本生まれの言葉だった!

たくさんの料理が並び、好きなものを好きなだけとって自由に食べる形式の食べ放題のことをなんと呼びますか?僕(30代後半)の子どもの頃はバイキングという言い方が一般的だったように思います。ところが最近はビュッフェと呼ぶことが多いですね。 「バイキング」と「ビュッフェ」はどう違うのでしょうか?それぞれの言葉について見ていきましょう。 そもそもバイキングというのは今から約250年前に西ヨーロッパ沿岸部を侵略した海賊のことです。それがなぜ食べ放題を表す言葉になったのでしょうか? 昭和の中...
言葉の雑学

「サボる」という言葉の語源は「木靴」

仕事や学校での授業などを怠けて休むことを「サボる」なんて言いますね。このサボるのサボというのはフランス語で木靴を意味する「sabot(サボ)」からきているのです。 なぜ木靴が怠けるとか休むという意味になったのでしょうか? ヨーロッパで起きた産業革命の初期のことです。蒸気機関の実用化により、工場では自動で様々な製品が作られるようになりました。特に紡績は発展しました。 するとそれまでそうした製品を作っていた労働者は失業したり労働条件が悪くなったりしました。そこで労働者側は抗議として...
言葉の雑学

桃太郎のおじいさんは芝刈ではなく柴刈に行ったのだ!

「昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。」 日本一有名な童話(昔ばなし)と言っても過言ではない桃太郎。その桃太郎の冒頭でおじいさんは「山へしばかり」に行くとありますよね。 しばかりってあの「芝刈」?山の芝生を手入れするの?と思ったら、これは誤解です。 おじいさんは山へ芝刈ではなく、柴刈に行くのです。この2つはどちらも「しばかり」と読みますが意味が違います。 柴とは山林に自生する小さな雑木...
言葉の雑学

「鯖を読む」の鯖は魚の鯖だけど、なぜ数字を誤魔化すことが鯖なのか?

数字をごまかすことを「鯖を読む」といいますね。個人的には年齢や体重をごまかして、実際より若く言ったり、痩せているように思わせる場合によく使われている気がします。 鯖を読むの鯖は魚の鯖です。なぜ魚の鯖を読むことが数字をごまかすことにつながるのでしょうか? いくつか説はあるようですが、最も有名なのは次の説でしょう。 江戸時代、鯖はたくさん採れるものの痛みやすく、市場では大量の鯖を急いで取引する必要があったのです。そのため、大量の鯖を急いで数えるので、数を間違えることが多かったのです...
言葉の雑学

「イワシの頭も信心から」というけど、実は魔除けにはメジャーなおまじない

「イワシの頭も信心から」というと、つまらないものでも信じる気持ちがあれば有り難いものに見えてくるという意味のことわざですね。 イワシは昔から漁獲量が多く、よくいえば日本人に馴染み深い、悪くいえばありきたりな魚でした。そこでタイなどのように高級なお祝いの席に食べられる魚と比べて卑しい魚とされてきました。 つまり、イワシの頭は有り難みのないつまらないものの例えです。 しかし、これは別に食べ残しのゴミを拝むという話ではないのです。イワシの頭は、実は魔除けにはメジャーなおまじないです。...
言葉の雑学

サンドイッチはサンドウィッチ伯爵が発明した?鉄火巻は鉄火場(賭博場)で食べられたから鉄火巻?

サンドイッチは、イギリスの貴族、第4代サンドウィッチ伯爵のエピソードにちなんで名前がついたと言われています。サンドウィッチ伯爵は大のギャンブル好きで終始カードゲームに明け暮れていて、カードゲームをしながら片手で食べられるようにサンドイッチを作ったというのです。 ところが、このサンドイッチの語源のエピソードはあまり正確なものではないようです。 そもそもサンドウィッチ伯爵のエピソードは1700年代後半ですが、その時点ではすでにサンドイッチに類する食べものが賭博場で食べられるようになってい...
言葉の雑学

帝王切開の帝王とは誰のことか?

妊娠は病気ではないといいますが、まぁ、大変なものです。ときにはママと赤ちゃんの安全のために、子宮切開によって胎児を取り出す「帝王切開」が行われることもあります。本当に命がけですね。 ところで帝王切開ってなんだかよくわからない言葉ですね。出産に関する用語なのになぜ帝王なのでしょうか? 帝王切開は古代ローマの帝王「ガイウス・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)」に由来するという説があります。「賽は投げられた」や「ブルータス、お前もか」などの言葉でも有名なあのカエサルですね。 ...
言葉の雑学

フリーマーケットの「フリー」は「自由」ではなく「みすぼらしい」という意味

家庭で不要になったものなどを持ち寄って開かれるフリーマーケット。不用品を捨てずに再利用できてエコですし、買う側も思わぬ掘り出し物が見つかったりして楽しいですね。 ところで、フリーマーケットのフリーってどういう意味か知っていますか?個人が自由に参加できるなど、「自由」という意味だと思っている方も多いのではないでしょうか? 実はフリーマーケットのフリーは蚤(のみ)という意味なんです。日本語でも「蚤の市」なんて言ったりますね。 フリーマーケットを英語で書くと「flea market」...
言葉の雑学

若者言葉といわれる「ヤバい」や「マジ」は実は江戸時代から使われていた!?

「ヤバい」とか「マジ」という言葉は若者言葉と思われています。そのためつい最近できた言葉と思われがちですが、実は江戸時代から使われていたのです。さらに「ビビる」という言葉は平安時代からあったなんて話もあります。 「ヤバい」は江戸時代の後期にはすでに使用されていたらしいということがわかっています。その語源はいくつかあります。有名な説では牢屋などを意味する「厄場(やば)」という言葉があり犯罪者の間で危険な仕事を厄場と呼ぶようになったというものや、危ないの古い言い方である「あやぶい」からきていると...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました