泡が多いと損した気分?ビールの泡はビールと言えるのか裁判になったことがある | 今日の雑学

泡が多いと損した気分?ビールの泡はビールと言えるのか裁判になったことがある

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美味しいビールの注ぎ方では泡の割合は3割と言われます。多すぎると損した気分にもなりますが、泡はビール美味しさを逃さない大切な役割もあるんです。

ところで、お店で出されるビールの泡が多すぎるということで、裁判になったことがあることを知っていますか?

事件の発端は1940年のこと。東京上野のビアホールでビールの泡が多いということでクレームとなり、警察が捜査に入ります。そして、ビールの入荷量に比べて売上が高い、泡で量をごまかしているのではないかという疑いがかけられます。それが裁判にまで発展するのです。

しかし、裁判では東京大学の名誉教授で酒学の権威として知られた坂口謹一郎が鑑定を行い、泡のほうが液体のビールよりもアルコール度数が高いことを証明します。

この鑑定結果により泡もビールであるとの判決がくだったのです。

ちなみにこの判決が出たのは1944年。太平洋戦争終戦の直前です。日本が大変なときにこんな呑気な裁判もあったんですね。

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