日曜日が休みになったのはなぜか?

歴史の雑学
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日曜日が休み、もちろん仕事によっては休みがズレることもありますが、まぁ、一般的には日曜日は休みの日ですよね。ところで日曜日が休みになったのはなぜでしょうか?

そもそも、日本に「日月火水木金土」の7つの曜日からなる七曜の考え方が入ってきたのは明治以降のことです。江戸時代までは十干十二支(いわゆる干支)からなる60日で1周する考え方がありました。「土用の丑の日にうなぎを食べる」とかいった場合の土用の丑の日は十干十二支の1つですね。

これが、明治時代に多くの西洋文化を取り入れる流れで改められ、「日月火水木金土」の七曜になったわけです。このときキリスト教圏の国に習って日曜日を休日にしたのですね。1876年には公的機関などの標準のお休みを日曜日(&土曜日を半日)に定めたようです。

キリスト教で日曜日がお休みの理由は、キリスト教で重要なイエスの復活が日曜日に起こったとされているためです。そのため日曜日は協会で礼拝を行うためのですね。そして、同じ理由からキリスト教では日曜日が1週間の始まりとされています。

たまに誤解されているのが、神様が世界を創造したという神話に由来するという話です。旧約聖書のこの神話では神様が世界を6日かけて創造し7日目に休んだことにちなみ、人も7日目をお休みにしたというのですが、この場合の7日目は土曜日です。ですからユダヤ教の安息日は土曜日なのです。この考えでいくと、ユダヤ教でも1週間の始まりは日曜日ということになりますね。