ヘビに足はないというのは常識ですね。「蛇足」なんて言葉もあるくらいですから。
でも、実は生物学上は足があってもヘビなんです。
2015年にブラジルでテトラポドフィスという足のあるヘビの化石が見つかりました。テトラポドフィスは足があるもののそのほかの特徴からヘビの仲間に分類されたんですね。
足があったらトカゲじゃないの?と思われそうですが、ヘビとトカゲの差は足ではないのです。
ヘビはトカゲから進化して生まれました。しかし、トカゲには足がない種類も存在します。
ヘビは「まぶた・耳の穴・鼓膜」の3つがありません。逆にこのうち1つでもあればトカゲということになります。足のあるなしで判断しているわけではありません。
現存する足があるヘビは確認されていないものの、足があってもヘビに分類される可能性はあるんです。いつの日か生きた足のあるヘビが見つかる日も来るかもしれませんね。