バスケットボールのゴールにバックボードがある驚きの理由 | 今日の雑学

バスケットボールのゴールにバックボードがある驚きの理由

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今から遡ること130年ほど前のこと、アメリカの大学でバスケットボールが誕生しました。

できたばかりのバスケットボールは、桃を収穫するときに使う入れ物(バスケット)を2つ設置してボールを入れ合うという競技でした。ゴールにバスケットを使用したのでバスケットボールというわけです。

現在のバスケットボールのゴールはバックボードと言われる大きな板に鉄製のリングがついている構造になっています。バスケットではゴールに入ったボールをその都度取り出すのがめんどうなのでリングを使用するようになったわけですね。

また、ただのリングだとゴールを通ったボールが、その勢いのまま飛んでいってしまうので、ゆっくり下に落ちるようにネットが取り付けられています。

では、バックボードはなぜ取り付けられるようになったのでしょうか?ただのゴールであればリングとネットだけで十分だったはずです。

昔は、今のように専用のゴールを支える支柱がなく、体育館の2階席から突き出すように固定していたそうです。するとゴールに観客の手が届くので、敵チームのゴールを観客がジャマするといったトラブルが起きるようになりました。

そこで大きな板を取り付けることで観客の手がゴールに届かないようにしたのですね。今のバックボードはこの名残です。今は専用のバスケットコートが増えてバックボードがなくても観客がゴールに触れるなんてことはまずありませんけどね。

もともとは観客の妨害行為を防ぐための板だったのですが、現在では、バックボードがあることで、シュートが外れたときもバックボードにあたってコート内にボールが戻り、あえてバックボードに当ててゴールに入れるなどシュートテクニックもバリエーションが増えるなど、バスケットボールの試合展開がよりおもしろいものとなっていますね。

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