ゴリラが胸をたたくときの手の形はグーではなくパー | 今日の雑学

ゴリラが胸をたたくときの手の形はグーではなくパー

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ゴリラが胸をたたく動きをドラミングといいます。とても特徴的な動きですね。多くの方が「ゴリラのマネをして」と言われると、この胸をたたく動きをすると思います。

ゴリラが胸をたたくときの手の形はどんな形だと思いますか?グーを思い浮かべるのではないでしょうか?

ところがゴリラが胸をたたくときの手の形はグーではなくパーなのです。

オスのゴリラの胸のところには袋のような器官があり、膨らませた状態で叩くことで太鼓のような大きな音が出ます。これを利用してゴリラは音によるコミュニケーションを行っているのです。

以前はゴリラがドラミングを行うのは力を示して相手を威嚇するためだと考えられていました。しかし、最近ではコミュニケーションの一部であり、ケンカになりそうなときに戦わずに引き分けということにしようという意味だという説が有力です。また、自分の気持ちを表現したり、遠くにいる仲間に場所を知らせるといった目的で行うこともあるようです。

いずれにせよドラミングは音によるコミュニケーションなので、より大きな音をだす必要があります。そのためにはグーよりも広い面積で叩くことができるパーの方がよいのです。

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