神社の境内の中を電車が走り抜けるとはなんとも不思議な光景ですね。ところがこの光景は日本中を探すとけっこうある光景なのです。
神社の境内というと神社の敷地のことですが、一般的には鳥居から先のことですね。鳥居をくぐって拝殿に向かう途中の参道を線路が横断しているということです。
そうした電車が境内を走っている神社は鳥取県米子市にある「日吉神社」、岐阜県下呂市にある「下原八幡神社」、大阪府藤井寺市にある「澤田八幡神社」、佐賀県西松浦郡にある「陶山神社」などがあります。また、神奈川県横浜市の「遍照院」のように電車が通っている寺もあります。
こうした境内を走る線路ができた理由はその場所ごとに様々でしょうが、基本的には線路を新設するさいのルートの都合で境内を通したほうが都合がよかったからでしょう。
しかし、神様の通り道と言われることもある参道を電車が通るたびに踏切の遮断器が遮るというのはなんとも不思議な光景ですね。