心臓も脳も血液すらない!クラゲの体の不思議 | 今日の雑学

心臓も脳も血液すらない!クラゲの体の不思議

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透明な体で水の中をゆっくりと漂うクラゲ。毒を持つものも多く、海水浴場などに現れると厄介者扱いされることもありますが、ふわふわと漂う姿は神秘的で観賞用としても人気があります。

特にクラゲの中には様々な色で光を放つものもおり、暗い水の中できらめく姿はなんとも言えない美しさがあります。

ところで、クラゲの体は透明で、人間にあるような内臓や脳にあたる器官は見当たりませんね。どうやって体中に栄養を送ったり、脳がなくても動いたりしているのでしょうか?

クラゲの体はそのほとんどが水でできています。体の実に95%が水で、水管という管があり、体の中を血液ではなく水がめぐっています。だから体が透明なのですね。

また、心臓のような器官はなく、体を動かすことで全身がポンプの役割を果たしています。そのため、ずっと動かなくても、あまり激しく動いても死んでしまうそうです。

クラゲは脳を持たない代わりに全身に反応するための神経があり、これを散在神経といいます。散在神経に刺激を受けると反射的に動くことで生きているわけですね。

ちなみにクラゲの中には体長が10メートルを超えるような大きなものもいるんですよ。逆に大人になっても1センチに満たない種類もいて、その種類の豊富さには驚かされますね。

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