胃の底なのに胃の上部、解剖学的嗅ぎタバコ入れ、ちょっと変わった人体にある名前 | 今日の雑学

胃の底なのに胃の上部、解剖学的嗅ぎタバコ入れ、ちょっと変わった人体にある名前

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胃の底と書いて「胃底」。「胃底部」ともいいます。

底なのだから立ったときに下になる部分のことだろうと思いますね。

ところが胃底部というのは胃の上部、立ったときに左上の当たり、胃の入り口より上に膨らんだ部分のことです。底というよりてっぺんですね。

ではなぜ胃底部というのか?

仰向けに寝っ転がると、胃の中心である胃体部は背骨など他の器官に支えられて1番高くなり、たいして胃底部は低くなります。通常、人体を解剖するときは仰向けにして行いますから、解剖中は胃底部が1番低くてなり、そこから胃の底というわけです。

あくまで解剖学の立場からの名づけなのですね。

ちょっと変わった人体の部位の名前は他にもあります。

「解剖学的嗅ぎタバコ入れ」という、はじめて聞くと「本当なの?」と聞き返しそうな名前もあります。ウソみたいな名前ですが、解剖学の本などでも使われるちゃんとした名前です。

「解剖学的嗅ぎタバコ入れ」は、手の親指を伸ばして後ろ側に反らせたときに、親指の付け根にできる三角形のくぼみのことです。

嗅ぎタバコを吸うときにこの部分に乗せて吸っていたということからその名がついたそうです。

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