旅客機の機長と副操縦士は食事のメニューが違う | 今日の雑学

旅客機の機長と副操縦士は食事のメニューが違う

日常の雑学
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長期のお休みでは帰省や旅行で飛行機を使う方も増えますね。そのため正月やお盆の時期は閑散期に比べて飛行機のチケット代が数倍になるなんてことも珍しくありません。

それでもこの時期にしかお休みが取れないとか、親族が集まる貴重な機会だからといった理由で飛行機は満席です。

今回は飛行機に関する雑学をひとつ紹介します。

大型の旅客機のパイロットは機長と副操縦士の2名体制になっていますね。国際線などの飛行時間の長い航路では乗務員も機内で食事をしますが、機長と副操縦士では食事のメニューが違うのです。

といっても、機長が偉いから豪華な食事をしているとか、そんなことではありませんよ。食事のメニューが違うのは安全上の理由があるのです。

機長は飛行機の操縦や機内のいろいろな管理に対する全責任を負っています。副操縦士はその機長の補佐をするのが仕事ですね。そして、もし機長になにかあれば、副操縦士がその役割を代行します。

食事のメニューが同じだと、万が一その食事に問題があって、食中毒などが発生したときに、機長と副操縦士がふたりとも体調不良になってしまいます。そのため食事のメニューを別々のものにすることで、ふたりとも体調不良になるリスクを減らしているというわけです。

食中毒のリスクなんて、そうそうあるものではないと思いますが、飛行機の中でも一般の乗客を乗せて飛ぶ旅客機は、それだけ厳しい安全管理がされているわけですね。

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