「バイキング」と「ビュッフェ」はどう違う?バイキングは日本生まれの言葉だった! | 今日の雑学

「バイキング」と「ビュッフェ」はどう違う?バイキングは日本生まれの言葉だった!

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たくさんの料理が並び、好きなものを好きなだけとって自由に食べる形式の食べ放題のことをなんと呼びますか?僕(30代後半)の子どもの頃はバイキングという言い方が一般的だったように思います。ところが最近はビュッフェと呼ぶことが多いですね。

「バイキング」と「ビュッフェ」はどう違うのでしょうか?それぞれの言葉について見ていきましょう。

そもそもバイキングというのは今から約250年前に西ヨーロッパ沿岸部を侵略した海賊のことです。それがなぜ食べ放題を表す言葉になったのでしょうか?

昭和の中頃、帝国ホテルが多くの料理をテーブルに並べて好みの料理を選んで食べるスカンジナビアの伝統料理の形式である「スモーガスボード」を「インペリアル・バイキング」と名付けて提供していました。バイキングはスカンジナビアの人たちを指す言葉としても使われていたためですね。

このインペリアル・バイキングが好評だったことから、このタイプの食べ放題を指す言葉としてバイキングが日本中に広まったというわけですね。なので海外ではバイキングと言っても食べ放題のこととは思ってもらえません。

ちなみに元になった「スモーガスボード」も英語圏では食べ放題の意味で用いられることがあるそうです。帝国ホテルの命名によってスモーガスボードがバイキングに変化したのがバイキングの由来ということです。

ビュッフェはフランス語で立食形式の食事のことで、そこからセルフで食べ物をとって食べることも意味するようになったそうです。なので好きなものをとって食べるという意味ではあっているのですが、本来なら食べ放題という意味はないのですね。

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